世の中の働き方で、終身雇用が減りジョブ型雇用というものでてきて、自分の身は自分で守る時代となってきました。収入に関しても1社依存のサラリーマンはリスクが高く、副業なしでは自分の身ですら守れなくなっています。
総合人材サービス、パーソルグループのシンクタンクのパーソル総合研究所調べでは、正社員で現在副業している人は10.9%にも及ぶデータが出ています。
今後副業したいと回答しているのが41.0%もいて、約半数は副業をしている、しようとしていることになります。
40%のも人が、副業を始めたいと考えているのに始められていない理由は、どこにあるのでしょうか?
本業や子育てのある生活の中で、副業する時間を作り出すことができずに副業を始めれてない人が一定数います。なぜならば人には等しく24時間の時間しかなく平等だからです。
例えば、クローゼットに入る洋服の量って決まってますよね?新しい洋服を入れるためには、代わりの洋服を捨てないと新しい洋服は入りません。
本記事では、「なにかを始めるには、なにかをやめる必要がある」ことを理解してもらって、作業時間を確保するやり方を説明していきます。
この記事を読むと週に5時間の時間を生み出して、作業時間に当てることを目標としています。
この記事を読むとわかること
- 今ある生活の一部の中で、副業時間に変えることができる6つの方法
- やめようと決意するだけでは実行力が欠ける人向けのヒント
- スマホに時間を取られている人に、iPhoneを大人しくさせる方法
サラリーマンの副業にかけている時間
パーソル調べでは、1週間にかけられる時間の平均は10.32時間となっています。あなたは今10.32時間の作業時間を確保できていますか?
「初月から、一日30分の作業時間で月収○○万円」なんて謳い文句の通りに副業できるのであれば、誰も時間やお金で苦労したりしません。
ここでいう副業とは、時間を切り売りのアルバイトではなく、事業所得ができるものを示しています。
雇用関係のある副業の場合は、法定労働時間の壁があり多くはできません。週40時間を超える労働は残業時間となり雇う側のデメリットも生じてきます。
多くのサラリーマンが副業として狙っているのは、税収上でもメリットがだせるフリーランスなどの事業所得だと思います。
事業所得の場合は、時間給労働とは違い「仕事をやった分だけ給料になる」わけではないのです。
時給換算できない代わりに、成功したときの上限がないことが大きなメリットとなります。
その分、事業化するまでに時間がかかることも多く、作業時間の確保が当面の課題です。
知らないうちに時間を奪われているものをやめる
副業に充てる時間を作るには、今生活の中に組み込まれている時間の中から決める必要があります。
ぼーっとしている時間が毎日3時間とかあるのであれば、その時間を副業の作業時間にあてれば済むのですが、30代〜40代の子育てサラリーマンには多くて120分(2時間)の時間があるのが精一杯です。
なので色々な時間をかき集めて、まとまった作業時間としてあげることが必要となってきます。
時間をかき集めるために、一日に散らばっているやめてしまっても構わない習慣を拾い上げます。
- テレビやYoutubeを見るのをやめる
- SNSで交流するのをやめる
- ゲームをやめる
- 余計な人付き合いをやめる(職場の飲み会)
- 通勤時間をやめる
- 移動時間の暇つぶしをやめる
副業に必要なインプットにかけている読書や情報収集の時間は、やめてしまうと作業品質や、知識の深度が浅くなるので、やめてしまってはいけません。
テレビやYoutubeを見るのをやめる
テレビは他のことをしながらでもスイッチをつけておける代表格です。家に帰ってきたら、電気と同時にテレビをつける習慣がありました。
テレビをつけた瞬間に一番ザッピングして、興味のあるチャンネルを探して見てしまうパターンに陥ります。
Youtubeは意図的に立ち上げないと使えないものですが、一度アプリを立ち上げてしまうと視聴履歴から興味を引くような動画を勧めてくるので、次から次へと見てしまい時間だけを失ってしまうことが多々あります。
この時間を避けることができれば、一日に1時間程度の時間を作り出すことは容易できます。
1日1時間でも、1年間で365時間の時間が作れます。
SNSで交流するのをやめる
人生の優先順位をなににおいてるかによりますが、時間を作りたいのであれば、「人が食べてる」映えるネタで交流していても時間はできません。
副業の情報発信のツールとしてはなく、オン・オフの友人との交流のためのSNSは、時間を奪っていく産物です。
ゲームをやめる
何歳になってもゲームは楽しいものです。家族との交流だったり、友人との楽しみだったりと使い方もあります。
他人との比較して優位性を保ちたいだけのために、ゲームから離れられなくなっていたりするのはもったいないです。他人のために時間を使っているようなものなので、ぜひ自分に使うようにして時間を作り出しましょう。
余計な人付き合いをやめる(職場の飲み会)
最近は会社の飲み会については、いかなくて良いという風潮が出てきていると感じてますが、昔ながらの「飲みニケーション」でしか、コミニュケーションを取れない上司が多い会社だと残っています。
お酒もコミュニケーションも両方大歓迎の人であればよいですが、望んでいない人からすれば、時間とお金の両方を奪われる最悪のイベントです。
通勤時間をやめる
通勤時間、あなたはなにをしてますか?
歩きスマホでゲームをしたり、ニュースを読んだり、趣味の内容をしらべたり、読書したりと有意義に過ごしているつもりになっていませんか?
実は通勤時間そのものが無い方が、絶対的な時間の確保が行えるようになります。
ドアtoドアで、片道1時間の通勤時間があったとして、往復30分のところに引っ越す、もしくは在宅メインの職に就ければ毎日1時間30分の時間を作れるので、おすすめです。
移動時間の暇つぶしをやめる
通勤時間と繰り返しになりますが、移動時間にスマホでゲームをしたり、ニュースを読んだりと暇をつぶしている内容を、有効時間に当て込むことで時間を作ることができます。
一つポイントがあって、目的を持っていないと、いつの間にか自分の興味のある方へ誘導されてしまいます。
移動時間があるときは、1日の目標を決めておくことが重要です。「今日は、XXXについて調べてみよう」というような具体的に決めておくことです。
決意は無意味!やめたい習慣にはひと手間加える
やめることを決めて決意するだけは、人って中々実行に移すことができません。
決意しただけではかんたんにやめれないのかは、今までやってきたその習慣が楽しいからです。「時間術大全」の言葉を借りれば、スマホやテレビ、Youtubeは永遠と興味が溢れ出てくる無限の泉だからです。
情報デバイス(無限の泉)へのアクセスを段階的にする
テレビはスイッチをOnにすると情報が垂れ流されてきます。Youtubeは興味あるネタがレコメンドされてきます。SNSは友人の情報を逐一通知してくれます。
いずれもかんたんにアクセスしてたどり着けてしまうから、つい手を出してしまうのです。
- テレビのコンセントを抜いてしまう。
- スマホのロック解除に、指紋認証や顔認証を使わずに長いパスワードを使う
- SNSなどのスマホアプリは通知をOFF
- SNSを見終わったらログオフする
情報デバイスへのアクセスにひと手間を加えることにより、「テレビを見るためにコンセントを指すところからはじめないといけないから面倒」という発想に切り替わってきます。
「時間術大全」の著者の一人である元Googleのジェイク・ナップさんも、「気が散らないiPhone」の作り方として、設定をデフォルト(初期設定)のまま使わないようにする術を紹介しています。
アプリの通知の設定を触るだけ、だいぶ変わります。
iPhoneのデフォルト設定の通知をOFFにする
スマホで時間を確認できるから腕時計を持たない人がいます。
ありがちなのが、①時計をロック画面で時間を確認。②ロック画面にSNSの通知がある。
③通知をタップ、アプリを起動して内容を確認。④ホーム画面に戻って通知バッチがついているアプリを見つける・・・③→④→③の永久ループが始まります。
自分では意図してないところから、スマホに時間を奪われてしまっているようになっています。
アプリを削除できてしまえば、あなたの時間を奪うものを取り除けるのですが、なかなか削除できないものなので、通知設定をOFFをにすることで、存在感を薄くしたアプリを作ってしまいましょう。
iPhoneの通知の種類
上記画像がフルで通知される設定です。
Lineアプリの設定ですが、メッセージがくるとロック画面で表示され、ロック解除後も通知センターにメッセージが表示されます。
ロック解除されてアプリを使っているときでも、バナーで表示されます。
サウンドもONになっているので、通知音もしくはバイブでメッセージがあることを通知されます。
これでは気になってしょうがないデフォルト設定です!
通知設定をOFF
設定画面の「通知」から、アプリごとに設定することができます。
完全に通知をOFFしたければ、「通知を許可」をOFFにすれば、沈黙のアプリとなり、大人しいiPhoneのできあがりです。
時間をつくるために必要なことまとめ
人間だれにでも平等に与えられている24時間を有効に活用するためには、今ある生活習慣の中からやめることを決める必要があります。
ここにあるような方法をやめることによって、時間を作り出すことで、副業時間に当て込むことができるようになります。