日本のサラリーマンの平日の自由な時間が何分あるか知ってますか?
自由時間とは、睡眠と食事の時間を除いてあなたが自由に使える時間のことをさします。可処分時間とも言います。
マイナビ調べでは、一日の自由時間が120分以下のサラリーマンは全体の6割にも及ぶ結果が出ています。
自由な時間が少ないサラリーマンだと、趣味の時間、家族の時間、副業の時間、いずれにしろ時間が圧倒的に足りなくなりますよね。
子育て中のサラリーマン家庭だと、『自由時間なんてもってのほか』みたいな空気感があったりしませんか?
人の幸福度の高さには、お金という項目もありますが、自由時間の有無も幸福度を高める要素となります。
そんなあなたに1週間に5時間の余裕時間の作り方を伝授します。
- 年間700時間以上残業もしている会社員
- 2児の父で子育てもやっている
- 1週間に15時間は副業に時間をあてている
- IT会社の管理職として50人以上を管理している
- 会社ではQCD(品質、コスト、納期)の管理がメインの仕事
日々の時間を5分増やすことを意識していかないと、自由に使える時間が増えることはありません。
この記事を読むと、1日の中で増やせる時間を明らかし、今から始められることができます。
1週間に5時間の時間を生み出すため方法を解説していきます。
サラリーマンの自由時間の現実
サラリーマンの中で、平日の自由時間が少ない人の理由を見ていきます。
あなたはどのタイプで、なにに時間を取られているのか、なにを優先しているのかを合わせて考えてみてください。
自由時間が90分〜120分 (28.6%)
まずは1番割合の多かった90分から120分の理由からです。
- 自由時間より睡眠時間を確保したいから
- 仕事が忙しくて時間がとれない
- 残業が多いから
- お風呂に入ったり、ボーッとする時間が必要だから
今は自由の時間を作るよりも、優先したいことがあるという理由が多かったです。
自由時間が150分〜200分 (23.4%)
次に多かったのは150分から200分です。
- 長時間通勤で時間がとれない
- 平日は基本的に早く寝たい
- ほぼ毎日残業で、家に帰ったらお風呂と食事で終わってしまう
この調査では比較的に時間が多い方の回答にも関わらず、睡眠時間など時間にあてていて、特に何をするという理由もないのが特徴でした。
150分もあれば、大概の映画が1本見れるくらいの時間なので、比較的時間を持っている方です。
自由時間が60分〜90分と少ない (19.2%)
3番目の割合が多かった60分〜90分しか超時間がないグループです。
- 家に帰り家事をしていると、それくらいしか時間が取れない
- 子供が小さいからしかたがない
- 睡眠時間を犠牲にしないとこれ以上時間は取れない
- 子供が小さいからしかたがない
子供がいるからしかたがないと諦めている人が多いようです。
これまでの理由を見ていくと、積極的に時間と向き合っている人が少なく、時間が取れないことに諦めているように見えます。
『諦めたら、そこで試合終了』なので、少しでも自分自身と、自分の時間に向き合ってみましょう。
時間を作る7つの方法
時間がない人の理由をみていくと、「睡眠時間は確保したい」、「家事をしている」、「育児に時間がかかる」というのが多いです。
睡眠時間を削るのは健康に影響を及ぼすことがあるので、一時的な時間の確保以外ではおすすめできません。
時間の管理は家計の管理と同じで、睡眠や食事など必要不可欠な時間は固定費、仕事や残業などの消費、趣味やテレビや暇つぶしのスマホなどの浪費と分けて考えるのもおすすめです。
固定費にあたる時間はそのままにしておき、消費、浪費の時間から優先順位の低い時間を炙りだしておくと良いでしょう。
時間を作る方法その1 不得意は得意な人に任せる
適材適所と言う言葉があり、会社では一般的な考え方です。
今は不得意だけど、これから修行して上手になっていこうと努力している過程であれば、不得意なことを続けても良いのですが、上手くなる必要がないものを続けていくのは無駄があります。
例えば洗濯物を干す家事であれば、コツはあったとしても上手い、下手はあまりなく、上手くても下手でも干す作業にかかる時間は変わりません。
料理となると、センスだけでなく技術の差で調理する時間のスピードが変わってきます。
家事を分担している場合は、下手でも料理をしないといけないケースもあるので致し方ないところもありますが、他の家事をトレードしてでも不得意なものは得意な人へ渡した方が良いです。
家事代行を使うことで不得意な作業時間をなくし、時間を作ることができます。
時間を作る方法その2 自分でやらなくてよいことは人(モノ)に頼る
普段から自分で作業しているけど、人やモノを頼ることで自分時間を増やすことができます。
いわゆる時短家電や専門家に任せるようにすることで、時間を作る作戦です。
例えば、毎日少しの時間で掃除機をかけていたのを、新三種の神器であるお掃除ロボを使うことで別の時間に当て込めるようになります。
副業における新三種の神器といえば、食洗機、お掃除ロボット、乾燥付きドラム洗濯機が挙げられます。
新米パパにとっても、この三種の神器はとても有効で、自分がやらずとも、モノが勝手に終わらせてくれるすぐれものです。
時短家電は、初期投資がかかりますが、ランニングコストは安く抑えられるので、時間を作る手段としては長い期間有効です。
時間を作る方法その3 移動時間を徹底的に減らす
移動時間は、『ながら作業』にしか使えないので、無くすことができれば、大きく時間を作るネタになります。
公共交通機関での移動であれば、読書するなり、ネットで調べるなりの時間に充てられますが、ガッツリ原稿を書くとかPCを使って伝票処理とかをやることはほぼ不可能かと。
通勤をしない在宅メインの仕事につくことができるなら、移動時間ゼロを達成することができて、全てを自分の集中できる時間にあてることができます。
フル在宅にできなくても、通勤時間がかからない職場の近くに引っ越せば、極力交通時間を短縮することができて、自由時間を作ることができます。
1日30分通勤時間を短縮することができれば、年間休日125日の会社でも0.5H×240日=120H時間も時間を作ることができました。
120時間あれば、簿記3級の勉強時間の目安が100時間〜150時間と言われているので、その勉強時間をまかなえるほどのインパクトを与えることができます。
時間を作る方法その4 まとまった時間が必要なら会社を休む
まとまった時間が必要であっても、平日の1時間〜2時間ではやりきれない作業って、結構ありすよね。
そんなときは、思い切って有給休暇を取得して、めいいっぱい作業時間に充ててしまいましょう。
今から20年以上前の労働環境は、有給休暇が取りづらい世の中だったり、会社だったりしてました。
体調不良で休むときに有給休暇を使うことがメインで、消滅させていた有給の数は半端なかったです。
ここ数年、働き方改革が叫ばれ、有給休暇は労働者の普通の権利として認知されてきました。
比較的に有給休暇を取れるような世間の流れがあるので、まとまった時間が必要になった場合は、ぜひ有給休暇を取って、自分の作業時間を作ってみてください。
時間を作る方法その5 決断することを減らす
普通に生活していても決断するということはたくさんあります。人生を選択するときの決断には大いに悩む事が必要ですが、不要なことの決断は極力減らすことをおすすめします。
人が1日に決断する回数は35,000回とも言われています。これはトイレに行く、手を洗うなどの無意識の行動でも決断は行われているそうです。
決断が回数が多くなるとストレスになるという論文もあるようなので、必要な決断は重要なことに絞る方が良く、ここぞのときに取っておくべきです。
悩む回数をへらして決断までのスピードを上げることで、わずかでも時間を作ることができます。
アップルの創設者のスティーブ・ジョブズが「イッセイミヤケのハイネックにリーバイス501」を着続け、Facebookのマイク・ザッカーバーグが「グレーのTシャツかパーカー」が同じ服を着ているのは、あまりにも有名な話です。
洋服を選ぶ時間と判断回数を減らし、本業に力を注いでいる徹底ぶりです。
洋服やファッションを本業としているのであれば大いに悩ましいところですが、会社に行くときの格好でスーツを着ていくのであれば、順番を決めてローテーションするだけで悩むことから開放されて、時間を作ることができます。
時間を作る方法その6 やめるのことを決める
人に与えられた時間は、誰しも平等で24時間です。これが人によって26時間にできるのであれば、やりたいこと、やらなきゃいけないことが増えたら時間を増やせばよいのですが、絶対的な時間は増えないので、なにかをやめる必要があります。
一番かんたんなのは、暇つぶしでしている時間があればそれを削ることです。目的もなく行っているものがあれば、置き換えることで時間を作れます。
「暇つぶしでしていることなんてないよ」ということであれば、時間配分を見える化する必要がありますね。
10分単位での時間を使った実績を作ってみて、あなたにとって必要なことに優先順位をつけてみれば、最下位からやりたいことと置き換えていけばよいのです。
時間を作る方法その7 スマホを遠ざける
スキマ時間を使って、副業のインプットをしようという考えもあります。もちろんスキマ時間を有効に活用するということではありですが、スマホには魅力が満載です。
書籍時間術大全の中でスマホの中のアプリのことを「無限の泉」と表現されるほど、新しい情報がどんどんと溢れてきます。
スキマ時間を利用して、作業を行おうとしたときに、「無限の泉」から溢れてくる誘惑に打ち勝つことができますか?
ついついメールアプリを開いたり、ニュースアプリでを開いたりして興味を奪われたりしてしまうのが目に見えています。
他に時間をとられてしまうのであれば、逆に遠ざける手段を取ることで時間を作るという発想です。
デフォルトのスマホやアプリの設定から通知OFFにする。SNSは使い終わったときにログオフすることで、スマホを開くきっかけを少なくし、ログインする手間を増やすことでスマホに取られる時間を削減して、時間を作るようにします。
時間の作り方まとめ
人には時間は平等にありますが、時間の使い方は人それぞれです。
- 不得意は得意な人に任せる
- 自分でやらなくて良いことは人(モノ)に頼る
- 移動時間を徹底的に減らす
- まとまった時間が必要なら会社を休む
- 決断する回数を減らす
- やめることを決める
- スマホを遠ざける
『今、あなたは、何に時間を使いたいですか?』を今一度考えてみてください。
時間をなにに消費して、なにに浪費をしているのかを分析した上で、不要なものを置き換えて時間を作るようにしていきましょう。