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会社員が時間を捻出するために通勤・移動時間を減らす2つのコツ

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会社員にとっての通勤・移動時間って、自由に使えるようで会社に拘束されていますよね。

  • 通勤中は座れないし、調べ物してもアウトプットに残しにくい
  • 通勤時は、会社のメールチェックや問い合わせ対応してて全然自分の時間じゃない

通勤・移動時間をスキマ時間として活用する方法論を紹介されているサイトをよく見かけますが、本当にスキマ時間を利用できている人いますでしょうか?

スキマ時間はあくまでもスキマであって、まとまった時間でもなく外的要因で集中できないこともしばしばです。

根本的な解決方法は、通勤・移動時間を減らす・取り除いてしまうことです。

具体的には

通勤・移動時間を取り戻す方法

  • 転職せずに環境を変える(職場の近くに引っ越す、違う業務に配置転換する)
  • 転職する(家の近くに転職、リモートワークできる職業に転職)

のやり方があります。

筆者の今の状況としては

筆者の現況
  • 月の出社日数は3日〜5日で後は在宅勤務
  • 通勤時間は最大120分、最小30分で、現在は90分
  • 朝の通勤時間90分は、副業時間と家事に割り当てられてる

その中で筆者の通勤時間90分の割合を示すと

在宅なると、同じ90分の中でも自分時間が取れているのがわかります。

通勤90分はバス、電車を3回乗り継いでいるので余計に乗り物に乗っている時間が、細切れになりスキマ時間すら取りづらいことになってます。

通勤・移動時間はスキマ時間で使えているか

自分時間としてうまく確保できる人は、通勤の環境、条件が揃っています。

  • 毎朝、座って通勤ができる
  • 乗り換えなどが少なく、集中が途切れることも少ない
  • (前日など)前もって、通勤時間にできるタスクを用意できている
  • ノイズキャンセル機能付きのイヤホンやヘッドホンで外界を遮断できている

短く限られた時間を有効利用するとなると、あらかじめ

ネットで3件の調査して、結果をメモ帳に書き残す

リード文の下書きをスマホのメモに書く

など、目標と結果を決めておかないと効率良く作業時間に使えません。

スマホにはアプリやSNSから通知があり、脱線しないように注意が必要です

しかもこの時間は、自分にしか向けられていないので、家事や育児に割り当てることができません。

改めて、通勤・移動時間は会社に搾取されている時間だということを理解する必要があります。

業務中の移動時間ならいざしらず、通勤時間には賃金が発生するわけでもありません。

通勤時間5分の人と、通勤時間1時間半(90分)の社員で、通勤時間が長い方が評価される会社など聞いたことがありません。

であるならば、会社から時間を取り戻し、自分の趣味・家事・副業に充てる方が満足した時間の活用になるに違いありません。

通勤・移動時間を取り戻す2つのコツ

通勤・移動時間が会社に搾取・束縛されている時間だと理解できれば、取り戻すのであれば、会社との繋がりを見直せば良いのです。

関係を見直す方法は、いくつか存在します。

会社との関係を見直す

  • 転職せずに環境を変える方法
  • 転職して環境を変える方法

転職するというのは、ご自身のおかれている立場や条件もあり、ハードルが高い人も多いかと思います。

であるならば、現在の会社・職場での環境を変えることから、着手してみてはいかがでしょうか。

転職せずに通勤・移動時間を減らす

転職するのには、ハードルが高く、でも環境に変化をもたらせて通勤・移動時間を減らしたい人へ方法として、大きく2つあります。

転職せずに環境を変える

  • 職場の近くに引っ越す
  • 在宅できる業務へ転換を希望する

転職はしないので、対会社との関係を変える必要がないのでハードルも低いものです。

職場の近くに引っ越す

職場の近くに引っ越す方法は、現在の状況を自分だけで解決する唯一の方法です。

確保した時間に折り合う通勤時間となる職場の近くに引っ越す

例えば、通勤に90分使っていた人がいるとして、職場から5分のところへ引っ越したとすると、それだけで85分の時間を自分時間に取り戻すことができました。

実は職場に5分のところに住むと通勤時間の短縮だけではなく、お昼休憩時に自宅に戻り昼食、休憩をとることができたりするので、メリットがあります。

  • 減らした通勤時間を全て、自分の時間として使える
  • 会社で同僚・上司・部下を気を使わずに自宅でお昼の休憩ができる

デメリットは、やはりコストで、引越し費用、家賃の増などがあげられます。

  • 引越し費用、家賃の変動がある
  • 通勤が少なくなる分、運動不足になる

引っ越し費用は1度だけなので割り切るとして、家賃の増減に関しては費用対効果で考える必要があります。

通勤時間10分の短縮で1万円のコスト増だと、

10分 × 2(往復)× 20(平均出勤日数)= 400分 ≒ 6.6時間

1万円 ÷ 6.6時間 ≒ 1,515円

時間あたり1,500円を稼ぐことになると、本業ばりの時間単価が必要になります。

すでに稼ぎが出ている人ならばまだしも、これから稼ぐという人だと先行投資には少し高くもったいない気がします。

次に、通勤時間80分の短縮で1万円のコスト増で試算してみると

80分 × 2(往復)× 20(平均出勤日数)= 3,200分 ≒ 53.3時間

1万円 ÷ 53.3時間 ≒ 187円

時間あたり187円となり、1万円の先行投資の見返りとして50時間が手に入るならば、高くない現実的な範囲になりました。

また、子育てパパにとっては、子供と過ごすプライスレスな時間なので、1万円で手に入る幸福として、子供が小さいうちは考える余地がありです。

在宅できる業務へ転換

こちらも会社を変えることなく通勤・移動時間を減らす方法になりますが、残念なことに今勤めている会社に依存してしまいます。

コロナ禍において、在宅を推進している会社とは業務自体がオフィスでなくても成り立つことが前提となっています。

いわゆるネット関連企業とかでないと在宅は進められてないかもしれません。特にものづくり業界は機械や計測器など在宅できない要素が大きいのが在宅の弊害となっているからです。

在宅率の高い職場であればチャンスです

まずは、ご自身の勤め先の会社の在宅率はご存知でしょうか。

ほとんど在宅していない」、「在宅していない」ということであれば、こちらの戦術は使えなさそうなので、近くに引っ越すか、転職する方法を検討した方が早そうです。

コロナ禍の現時点で在宅が浸透していない会社はこれからも変わらない

この2020年から2021年のコロナ禍の間に、在宅勤務が可能な会社であれば、推し進めていたはずです。在宅への「働き方改革」ができていないのであれば、今後も在宅勤務になることは「ほぼない」と言えるでしょう。

在宅してる人がいるのであれば、可能性は格段にあがるので、「在宅できる業務」へ変更を会社にお願いしていみるのが近道です。

会社に、在宅できる業務へ異動の要望を伝える

いきなり違う業務に変えてくれと言ってもスキル・期間にも準備が必要なケースもあるので、希望する業務を知り、知識や実績を積むことで、話を聞いてもらえる可能性が増えます。

IT業界のプログラマーで例えると、

  • 在宅の多いWebエンジニアになるために、Webシステムを独学で学んでおく
  • Webシステムの案件が流れてきたときに、率先してアピールする実績を作りに行く

というように、先回りしておくのが重要になります。

技術職から経理など事務系に異動したい場合でも同じことがいえ、必要なスキルがなにかを調べて準備しておくと話がスムーズになります。

転職して通勤・移動時間を減らす

今の会社にこだわりがなく、会社のしがらみにとらわれないやり方で通勤・移動時間を減らす方法も大きく2つあります。

転職して環境を変える方法

  • 家の近くに職場がある会社に転職する
  • 在宅できる業種に転職する

今の会社ままでは、通勤・移動時間を取り戻せないと思える場合、別の会社に転職することになるのでハードルは上がってしまいます。

転職はハードルが高くても、転職活動はノーリスクで行えます。

転職活動を始めることで、

  • 今の職種で在宅できような会社があるか調べることができる
  • 別の職種を転職するために必要なことがわかる

確実な情報を収集することができますので、まずは始めてみることが大切です。

家の近くに職場がある会社に転職する

持ち家だったり、家族の都合だったりと引っ越すことのできない理由を持っている人もいると思います。

その場合、自分を会社に近づけるやり方が取れないのあれば、逆に会社に近づいてもらう方法です。

家の近くの同業他社へ転職する

引っ越すことができないのであれば、家の近くの同業他社へ転職することです。

今までと同じ職種に転職するため、今のスキル・キャリアを活かしながら、通勤・移動時間を取り戻す方法です。

メリットは、通勤・移動時間を短くした上で、キャリアップも狙えるところです。

  • 取り戻した通勤・移動時間を、自分のためだけに使える
  • 今までスキル・キャリアを活かすことができる
  • キャリアアップ・年収アップも狙える

デメリットは、他の転職となんら変わることなく、環境がリセットされることです。

  • 慣れ親しんだ会社を辞めて、一から人間関係を構築することになる
  • 勤続年数がクリアされる

転職の候補先は、信頼できる転職エージェントを見つけられると成功率が高くなります。

ただ、同じ業界、業種なので口コミをみたり、話を効いたりすれば、ある程度、想像できると思うので未経験の領域に手を出すよりかは安全に動くことができるはずです。

在宅できる業種に転職する

現在の会社、職種が在宅できない会社員の場合、在宅ができる・在宅しやすい職種に転職することを検討してください。

筆者の例で言いますと、IT業界でSIerと言われる会社に勤めています。

筆者の現況おさらい
  • 月の出社日数は3日〜5日で後は在宅勤務
  • 通勤時間は最大120分、最小30分で、現在は90分
  • 朝の通勤時間90分は、副業時間と家事に割り当てられてる

このように、在宅での仕事がほとんどになっています。

在宅を推奨している企業には条件があります。

  • 会社で在宅を推奨しているためインフラが整っている
  • 会社の会議でもオンラインだけ済み、ペーパーレス化も進んでいる
  • 入社式、懇親会などもオンラインで行われている

在宅を推奨することで、事業継続が確保されるため会社にもメリットが大きくなります。

感染症でクラスターが発生すると事業が止まってしまいます

昨今の企業のトレンドも、働き方を変えること事業の継続性や、生産性の向上を上げる取り組んでいる企業が増えています。

NTTグループは、勤務場所を事業所から自宅というように定義を変更しました。

NTT “勤務場所=自宅” 覆る働き方の常識

これによりオフィス(事業所)に出社するということがなくなり、通勤時間という概念すらなくしてしまった例になります。

LINEグループは出社前提の就業規則を変更し、部署ごとにオフィスへの出社率と在宅率を決められるとともに、勤務地の制限を緩和しました。

LINEが勤務地をほぼ全国に拡大、部署ごとに勤務ルールを作る新制度に 交通費は月10万円まで

交通費の上限はありますが、出社しないケースをつくり、「チームのパフォーマンスが最大化できる環境で働いてほしい」というコンセプトで会社ルールを作り変えた例です。

このように在宅を後押ししている企業が増えてきているので、転職することが通勤時間を取り戻すやり方として有効だとわかるはずです。

となってくると、やることは

在宅できる業種に転職する

在宅できる業種といえば最右翼にくるのがIT企業です。

なぜIT企業に多いかというと、

  • 売っているものが電子媒体であり実物がない
  • 仕事内容もパソコン+クラウドサーバーで完結することがある
  • 打ち合わせもオンラインで済ませることができる

というように、オフィスに集まらずとも仕事の大半ができるからです。

IT企業の全てに当てはまるわけではないので、企業の領域を確認しないといけません。

家電とか製品開発に関わるIT企業は出勤多めです

転職先を探すときの企業研究で、業務内容を注目することで見分けられます。

今までのスキルも活かせるエンジニア転職

現在がIT企業に勤めているが、出社メインのスタイルの会社の場合、同じ業務で会社だけ変える場合と、業務を変える場合があります。

今までのスキルを活かせる転職の場合、目的は在宅メインとなる業務を行っている会社に行って通勤・移動時間を減らすことです。

IT・エンジニアに特化した転職エージェントに登録する

転職を考えるようになったら、個人で探すより転職エージェントに登録するのがおすすめです。転職にはリスクを伴いますが、転職活動はノーリスクで行えます。

  • 在宅メインにできれば通勤・移動時間を取り戻せる
  • 今までの経験・スキルを活かすことができる
  • 年収・キャリアップにつながる

  • なれた職場環境を変更することになる

転職エージェントを探す場合、自分のスキルをよく理解してもらえる知識を持ち、希望に見合った条件を見つけてもらう必要があります。

エージェントが全員IT・Web企業出身

ご自身がエンジニアであるのであれば、少し会話すれば業界を知っている人なのか、上辺だけで会話している人なのかわかってくるはずです。

全く別業界からITに挑戦する未経験転職

現在、他の業界で働いていて、IT業界に転職することで在宅勤務できる職種に転職して、通勤・移動時間を取り戻す作戦です。

IT業界は他の業種に比べて、未経験でも転職しやすい業界と言われているのは、

  • IT業界の仕事をするのに必須となる資格がない(持っていると就職時には有利)
  • 学生時代に学んでおかなければならない学科、教科がない
  • 未経験でも受け入れるほど人手を必要としている

といった特徴があるからです。

もちろん資格を持っていれば、就職活動中には「やる気」をアピールすることができますし、学生時代にプログラムをやっていれば第2新卒的に扱われることもあります。

しかも業界で働かなくても実績を積むことさえできてしまいます。

実績(ポートフォリオ)を作るには、自分でWebサービスを作ったりするこが一番ですが、なにもない状態から実績を作るのはよっぽど自己学習能力が高くないと難しいです。

実績を作る前に、「プログラミングスキル」を習得することが必須です。

書籍とPCを使って自分で学習するか、スクールで学ぶか、有料のオンライン講座で学習するやり方があり、自分に資金、状況に合わせて選択する自由度もあります。

企業側も若手であれば、未経験であっても入社してから教育し、一人前に育てば良いと考える持ってるので、未経験での雇用もします。

未経験でもIT企業を紹介してもらえるエージェントに登録しよう

一つ注意することがあり、IT業界に転職してもいきなりエンジニアとして活躍できるところではないので、在宅勤務ができるとは限りません。

未経験者専門のエージェント

一人前のエンジニアであれば、環境が変わるだけで仕事はできるのですが、未経験であるならば、現場で学ぶことも必要なので最初は出社しての作業スタイルになることも覚悟が必要です。

一人前のエンジニアになるまでは作業スタイル選べないことある

IT企業に転職するために前もってできること

ITエンジニアの経験者転職するのとは違い、就職活動をする前に準備することも可能です。

具体的には、

といった方法があります。

未経験で転職するときには、ご自身に素養があるのか、はたまた興味が持てる仕事なのかをジャッジする上でも、事前になにかで学ぶのは有効な手段です。

オンラインで無料で触りを学ぶことができるProgateで試してみるのがおすすめです。

無料のオンライン講座を受講していくときのメリット・デメリットは、

  • 素養や興味があるものかを無料で知識を学びながら試すことができる
  • 習得できれば自分のWebサービスを作ることもできる

  • 講座形式であるため理解できないところがでても教えてもらえない
  • 自分で学ぶ姿勢を持っていないと習得まで至らない
  • 実践の場を用意していないと机上の知識となってしまう

があります。

IT業界の仕事の感触を掴んでみて、自分でもやっていけそうだ、興味を持って仕事に取り組めそうであれば、本格的に就職活動をしてみるのが良いでしょう。

まとめ

会社員にとって、付きまとわれているのは通勤・移動時間です。コロナ禍以降、在宅勤務が当たり前になってきている中、通勤時間は会社に搾取されていると言っても過言ではないでしょう。

通勤・移動時間を会社から取り戻す方法が2つありました。

通勤・移動時間を取り戻す方法

  • 転職せずに環境を変える(職場の近くに引っ越す、違う業務に配置転換する)
  • 転職する(家の近くに転職、リモートワークできる職業に転職)

転職せずに環境を変えるのには、職場の近くに引っ越すか、在宅できる業務へ配置転換を希望するしかありません。

転職して環境を変えるのであれば、選択肢を増やすことができます。

在宅勤務をメインにしたいと考えているならば、在宅勤務をやれているIT企業に転職するのがおすすめです。

現在もIT企業にお勤めなのであれば、キャリアップでも、未経験分野でも紹介してもらえるエージェントに相談すると、違った将来が見えてくるかもしれません。

新しい技術、新しい領域も紹介してもらえる